15周年記念フレンチおせち試作ブログ　vol.1

シーンとした中
競りの『□◎★△●□◎★△●～』というマイクの声が
屠場の中に響き渡ります。

 

とても早口で、落札価格と落札番号を言う声です。
競り人は、1円、５円、１０円のボタンを懐にしのばせ競ります。

 

さて今日はちょっと荒れ模様のようです。
最初から高値がつきます。
やはり年に一度のコンクルールだけあって、良い豚が揃っているようです。

 

今回は、そのコンクールに出品されたバームクーヘン豚を入手するため
南港の屠場に行きました。

 

競り落とした極上の豚は
行楽弁当の
シュークルートを煮込む際に
また、フレンチおせち には
ハム（一の重）と肉みそ（おせちパック）に
バームクーヘン豚を入れたいと考えたからです

 

関西トップクラスの豚肉の旨さを全国のノワドココファンに食べて頂きたい
という想いで、昨日のランチタイムを休業して
競りに行ってきました。

 

私の狙いは、私の肉の師匠も太鼓判を押して下さった
３０６番のバームクーヘン豚です。

後ろから、今日は高いぞ・・・と声がします
競りの空気を存分に楽しみたいと思います。

 

 

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この競りの30分前に、どの豚を競り落とすか決めています
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ももの張り、ロースの霜降り、バラ肉の肉の付き具合
脂の質、白さ・・・etc.

 

どこをとっても100点を付けるくらい素晴らしい豚は
306番か312番です。

もしも３０６番が取れないときは、３０７番
それでもダメなら３１２番、という戦略で競りをしようと作戦を立てました

バームクーヘン豚を他の豚と比べてみました。

 

やはり・・・

 

私の一番大切にしている『脂の旨さ』　　・・・はっきり違いが分かりました

 

手で触ってみる・・・手の体温でじわ～と、とけてきます

 

他と比較して、遠くから眺めてみると脂の締りが歴然としています
バームクーヘン豚の締りと脂身がとてもきれいで、他を寄せ付けません。
やはり、この豚にしよう。

 

毎回、他の豚もみるのですが今回もバームクーヘン豚に心を奪われました。

 

 

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そうこうしているうちに、そろそろ競りは終盤に入り
バームクーヘン豚の順番になりました。
本日は315頭のうち、１３頭がバームクーヘン豚です
この豚は、特別扱いされているため
一番最後に競り落とされます
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少し緊張感が競り場にはしります。

 

さあ、バームクーヘン豚の競りが始ります！

 

今までとは打って変わって、競り値は２倍以上いや３倍以上まで上がるものもあります

306番は今日の競りの一番高値がつきました

 

結局、私が競り落としたのは３１２番

 

競り値は、本日の３００頭あまりの豚の中
２番目に高値のものでした。
（その差はたった１円！）

 

競り落とした肉を一早く確認するため、肩ロースをカットします

素晴らしい豚を競り落としました！

 

間違いなし！
この豚が、今回Ｎｏ．1だと、私の肉の師匠は断言してくれました！

 

この豚を使い、敬老の日にはしゃぶしゃぶにして
野菜と一緒にお弁当に入れるつもりです。

このキメの細かい霜降りは・・・豚？
というくらいに、サシが入っていました。
レストランでは、瞬間スモークとコンフィにしてからスモークをあてる、という
少し変わった食感と味わいのハムを提供しています

 

今回のブログで、当店が安くて美味な理由を理解して頂けたと思います
いや～、本当に興奮しました！

 

 

行楽弁当については　こちら→　

 

フレンチおせちにも、この極上のバームクーヘン豚は使います

 

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