≪フレンチ弁当商品化決定≫母の日たった一日限定・フレンチシェフの真心こもった試作模様　vol.2

先日、フレンチレストラン ノワドココのキッチンでは
3月で19周年を迎えるためのアニバーサリーメニューの撮影を行いました。

　　　　　　　　　　　活けホタテ貝のステーキブラッドオレンジのソース
　　　　　　　　　　　　　　　　新名物『ブイヤベース』　３種の味わい

“石焼鍋ブイヤベース”は、南仏で修業した私のスペシャリテ
昨年渡仏し、ブイヤベースの発祥地マルセイユの星付きレストランで
全く新しいブイヤベースを食べ、その影響を受け考案！
今回のアニバーサリーメニューではNEWバージョンで登場です

引き続き、今日も母の日弁当の試作を１品行いました。

母の日弁当のコンセプトは
日本の家庭料理とフレンチ家庭料理のコラボ

～本日行った試作品～

≪バームクーヘン豚の自家製ハム　しょうが焼き仕立て≫

今回使用する豚は
神戸牛でお世話になっている私の知人に競り落としていただきました。
かなり良い品質です。肉の盛り上がりを見てください

関西で最も美味しいと評判の豚
オーナーの蔵尾さんの名前を取り、蔵尾ポークといいますが
その独特の飼料、バームクーヘンを与えて育てているところから
バームクーヘン豚とも呼ばれています
※バームクーヘンは肉の飼育法で最もコストのかかる穀物飼育
　小麦やとうもろこしと同じ考えで、蔵尾さん曰く　
　『人間の子供にも甘いお菓子を与えると喜ぶのと同じように
　　豚の子供を育てるのは同じだ！
　　だから、“バームクーヘン”を与えるんだ』
　　と愛情たっぷり！
　（バームクーヘンは小麦でつくられるというシンプルな発想）

まず、約1ヶ月前からハムを作りました
①塩漬け２週間（フルーツやハーブ、エピスと共に）
②風乾２週間（ちょうどよい塩分と水分にしていく）
③スモーク　

味見をして絶句しました・・・・・・・・うまい！！！

真っ白な脂身と霜降り加減
申し分ない素材です

一週間ほど冷蔵庫で寝かせます

しょうが焼きのタレをつくりました
（フォンドボーなど使ってマイルドな味です）

バームクーヘン豚のハムをソースの中でからめます

本当に美味しくなるのか・・・？
想像できない

一口食べ、納得できました

美味しい！

でも、これも豚のおかげ
感謝感謝、ありがとう！
いただきます！

そうだ、
今度、神社に行こう！
我々の仕事は生き物で料理します
だから手を合わす気持ちを忘れてはいけません
『豚さん、ありがとう！　大切に使わせてもらいます！』って
ついつい忘れがちな感謝の気持ち
大切ですよね～

これだけの肉厚のため、毎日、このしょうが焼きソースを
肉の味が馴染むまで、ハケで塗って仕上げたいと思います

次は、3月3日水曜日にブログ更新予定
（ウナギのバルサミコ蒲焼と竹の子ご飯を試作します）

3月3日は、レストラン ノワドココの誕生日！
19年前に箕面にオープンしたのも３月３日
10年前に豊中でオープンしたのも３月３日

当店にとって、大切な日です

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