おせち　２０１０年版 洋風おせち計画 vol.23

日本の畜産関係の方がこれを読まれると、必ずビックリされると思います。

ノワール　ド　ビゴール
～Le Noir de Bigorre～

生産地・・・・・フランス　オート＝ピレネー県
豚種・・・・・・・パタネグロ種（黒豚）
餌・・・・・・・・・人から与えられることは殆どありません
　　　　　　 　　　　ドングリ・栗・ライ麦・大麦・若草
ＴＶ出演・・・・フランスの料理番組でグルメな食肉として多数出演
　　　　　　　　　　　話題をよんでいる
飼育方法・・・豚肉では殆どない放牧
環境・・・・・・・ピレネー山脈を経てスペインから吹くフェーン（高温で乾燥した風）
　　　　　　　　　　と大西洋から塩分を含んだ湿気た風が、最適な環境を提供する
飲み水・・・・・水道が設置されておらず、ノドが渇くたびに
　　　　　　　　　　ピレネー山脈から湧く綺麗な清水まで飲みに行く
歴史・・・・・・・古代ローマ時代、シトー派修道院がこの国を統治していた時代に　　
　　　　　　　　　　既に伝説の豚として祭り上げられていた
兄弟・・・・・・・今から数千年前、山頂付近に棲んでいた猪（祖母にあたるのかな？）
　　　　　　　　　　がスペイン側に降りた豚がイベリコ豚（兄か弟？）
　　　　　　　　　　フランス側に降りた豚がビゴール豚
認定・・・・・・・スローフード協会から『アークオブテイスト』『プレシーディオ』
　　　　　　　　　　　といった取得が極めて難関とされる認定を受ける
味わい・・・・・フランス人曰く
　　　　　　　　　　“豚を食べるならイベリコ豚”　“肉の味を味わうならビゴール豚”

私の知人から聞いた味の感想は、まるで梅山猪！
でも実際、私自身の舌で味わったことはありません。
数が少ないらしく・・・。ですが、必ず試食してきたいと思います！
そして、なんとか入手できるようになると
梅山猪を使った全商品の休止（8/1～全商品販売中止）をストップさせ
新商品として、スタートさせたいと思います。

その際は、味見サービスとして大々的に
サービス価格で販売したいと思いますので
是非、楽しみにしていて下さい！

でも、一時期は絶滅寸前（当時は３０頭程）だったビゴール豚を
よくぞ、復活させてくれました！
さすが、美食家の国　フランス！！！

おせち料理の食材探し続き
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【ノルマンディ】

32 Caneton à la Rouennaise ～仔鴨のロースト ルーアン風～

　　ルーアンの鴨は大きめ。
　　また、血を体内に残しておくために窒息死させる。
　　その肉は、滋味深く野性味に富む。
　　ソースはプレス器を使い、残ったガラや内臓から血を搾り
　　コニャックやフォンドヴォーなどに合わせて仕上げます。
　→一見生臭いかと思いきや、素晴らしい・・・に尽きる。
　　実際のおせちの一品としては、血の代わりにココアを使い
　　仕上げたらどうか？　と思案中。

33　Bourdolo　～ブルドロ～

　　リンゴの丸ごとパイ包み。
　　芯をくり抜いたリンゴに、砂糖、シナモン、アーモンドパウダー、卵黄、ラム酒
　　を詰め、パイ生地で包んでオーブンで焼きます。
　→お正月は、一人ではなく二人以上で食べるデザートがあっても良いかな？
　　 当店は、関西初のキッシュ専門店を約12年前にＯＰＥＮさせた経験もあります。
　　 美味しいパイ生地もあるし、私の知人が長野県で
　　 密入りの美味しいリンゴを作っているので
　　 きっと美味しいブルドロが作れる気がします。

　　
本日は食べたいリスト約４０品中、32～33品目を紹介しました！