おせち 2010年版おせち計画 vol.18

Noix de Coco~ノワドココ~

06-4256-8689

〒531-0074 大阪府大阪市北区本庄東2-5-32

【ランチ】11:30~14:30(LO.14:00)
【ディナー】 17:30~22:30(LO.21:30)
定休日/月曜日・火曜日

おせち 2010年版おせち計画 vol.18

スタッフブログ

2009/07/28 おせち 2010年版おせち計画 vol.18

毎日のように、年末のおせちのことばかり考えていると
ふと、子供の頃のお正月を思い出しました。

 

何とも言えない、楽しいような・・・寂しいような・・・つい微笑んでしまうような
誰にでも、大切な想い出があると思います。

 

お正月の想い出ってありますか?

 

私は、京都の向日市で花農家の次男として生まれ
19歳までその地で育ちました。
この想い出話は小学生の頃のころです。

 

 12月31日 朝起きると、6つ程あるお釜のうち2つ使って薪を焚き
 手ぬぐい?ガーゼのようなもので、もち米をつつみ
 4段ほど積み上げ、せいろでふっくら蒸しあげます。
 勿論、もち米は我が家で栽培したものです。
 (お釜で蒸したもち米は、最高においしかったです)
 その後、餅つき機でアツアツの蒸したてのもち米を
 こねては丸め・・・という作業を繰り返します。

 

 その出来たての餅を片栗粉の上に広げ
 鏡餅や雑煮用、お鍋用、おかき用と、それぞれ丸めます。
 今は亡き祖母が一つずつ、熱そうな顔ひとつせず
 上手に丸めていたのを想いだします。
 働き者の良いおばあちゃんでした。
 私と母と祖母との毎年恒例の行事で、楽しみな一日でした。

 

 お餅のカットは、一日中ひんやりした温度の蔵での作業です。

 

                       (おかき用のおもち)
a0114348_1852599.jpg
                 
 もう一つの楽しみは、出来たての餅で作った雑煮です。
 毎年同じ下りの会話『お正月には、ちょっと早いけど・・・』と言っては食べていました。

 

 雑煮は、白味噌に煮た餅と頭芋、仕上げに鰹節、が我が家のスタイル。
 (頭芋は、大人になった時、人の上に立つ立派な頭(かしら)になれますように・・・
  という意味が込められているらしいです)
 未だにお正月は、これを食べないと始まりません。

 

                    (現在の我が家の蔵)
a0114348_1816564.jpg
  
 30年前、私を可愛がってくれた祖母の元気な想い出が甦ります。
 そうそう当時、家には漬物専用の部屋がありました。(現在は兄夫婦の家が建ってます)
 壺に大きな石で重石をして、毎日10個ほどの漬物の壺を
 混ぜていた祖母の姿を想い出します。

 

 あ~、あの漬物美味しかったな・・・。
 この先もあの味を超える漬物は、きっとないでしょうね。

 

 それと、子供心にも手作りのおせちは、お正月気分を盛り上げたな~。
 筍、京人参、数の子などなど。
 (ちなみに筍は、日本一と言われる京都乙訓の竹藪を所有しているので自家筍です)

 

 コマ回しや凧揚げ、福笑い・・・
 なぜか、今はない遊びで盛り上がったな~。

 

                         (蔵の天井)
a0114348_18115299.jpg
           

 

 スミマセン。 長々と想い出に浸ってしまいました。。。

 

レストランでは、お正月の本や過去のおせちレシピなど
ひっぱり出してきて、話し合っているので
夏というのに、頭がおせちのことでいっぱいです。

 

でも、皆様に楽しんでいただく為に
良いおせちを作りますので、どうぞお楽しみに!

 

 

おせち料理の食材探し続き
(早期予約特典つき2010年版おせちのご予約はコチラから→ )

 

【アルザス】
a0114348_19142960.jpg

 

26 Tarte a l’Oignon ~玉葱のタルト ~

 

  キッシュロレーヌのように、パイ生地にアパレイユ
  その中に、ゆっくり炒めて甘味を十分に出した玉葱を入れ
  焼きあげたシンプルなパイ料理。
  
 私は、南仏のオーベルジュで働いていたのですが
  その時、シェフパティシエのフランス人が、賄い担当だった時
  この玉葱のタルトを焼いてくれました。
  この他に、信じられないくらいチーズをたっぷり使ったタルトや
  洋葱のタルトなど数種のタルトと辛味の多いサラダやスープ、デザートなど
  フランスでは、賄いもゆっくり時間をかけて食べるんですよね~。
  
  バターや小麦粉が日本のものとは、全く違うので
  パイ生地自体、味に深みがあるのですが、
  それに負けないアパレイユと玉葱。
  やっぱり現地で作り、現地で食べなければいけない!と思ってしまいます。

 

  ・・・でも、私の考えるところは、和の伝統≪おせち≫です。
  何かヒントを探してきます!

 

 

本日は食べたいリスト約40品中、26品目を紹介しました!
7/30はロレーヌ地方です。

TOP